吃音が教えてくれた僕の幸せ:はじめに
はじめまして、yzoo(ヤズー)と申します。
1967年生まれ、今この記事を書いているのは2016年10月。49歳です。
このページでは、一般的な吃音症(どもり)の特徴や改善法を紹介するものではなく、体験から導き出した、幸せな生き方をテーマとして、私yzooの体験、視点からお話しをしていきます。
お子さんが吃音で悩んでいる親御さんもたくさん見えるかもしれません。ただ、一般的に、4~5歳くらいで吃音症の出ているお子さん自身は、どもること自体に違和感を感じてもいませんし、記憶にもほとんど残りません。(僕も、吃音になりはじめの4、5歳の記憶はありません。)
ですので、まず、親御さんが意識しておいて欲しいのは、気を回ししすぎて、お子さんに、変な先入観を与えないでほしいということです。
この時期のお子さんは、たとえ、どんな障害を持っていようが、1ミリも悲観する気持ちを持ってはいません。
親の役目としては、「あなたが、どんな障害を持っていようが、お父さん、お母さんは、いつでもあなたの味方だよ」という姿勢をお子さんに見せてあげることです。
そして、その絶対的安心感の中で、お子さんを育てていってあげて欲しいです。
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Contents
吃音の苦しみから逃れたい
まず最初に…
僕は今も、吃音は治っていません。
吃音を意識することもあります。
ただ、吃音がmax(高校生くらいまで)の時と比べれば、自分なりに吃音をかわす術?を身につけたのか会話も、“ほぼ”普通にはできるようになりました。
これは俗に言う、吃音矯正法によって、そうなったものではありません。
もちろん、今までに、吃音を克服すために可能な限り色々なものを試してもきました。
吃音矯正関連の書籍はもちろん、自己啓発系から上手な会話術などのテクニック系。
吃音に関係ありそうなものは片っ端から読みまくってきました。
そして、心理療法、セラピー、カウンセリング、鑑定、占い、催眠術、訳のわからない宗教まがいのものまで….
とにかく、とにかく、吃音の苦しみから逃れたい。僕の願いは、いつもそれだけ。夢にだって何度も出てきました。
自殺する勇気はなかったものの「寝て朝になっていたら、死んでいた」ってなったら、どんなに楽なんだろ…。と思ったこともたびたび。
吃音に翻弄されまくり。
そんな人生でした。
いったい、吃音のためにお金をいくら使ったことか…
そう考えれば、自分をモニターにした多額の研究費用を投じた立派な吃音研究者です。^^;
それでも…僕は、この地獄のような吃音の苦しみを癒せるものを、見つけることはできませんでした。
吃音改善の兆し
そんな僕が、もしかしたら…と、 ある手ごたえを感じ始めたのは、ここ4、5年のこと。
そう、43歳くらいを過ぎたころから…。(長ぁーーーー^^;)
といっても、何か衝撃的な出来事、きっかけがあって急にそうなったわけではありません。
“徐々に”という表現が一番適切だと思います。
それは、僕が今まで吃音矯正で有効だと想像していたところとは違うところに、“その答え“はあったのです。
では、
その答えはどこにあったのか…。
心と吃音の密接な関係
それは『心』 です。正確に言うと『心の在り方が変わった』ことです。
抽象的な表現ですが、それは、呼吸法とか、会話のスピード、リズムとか、口の形とか、声の大きさ、トーンなどではありません。
また、心というと、心理療法的なものを思い浮かべるかもしれませんが、それとも、ちょっと違います。
「じゃ、何なんだよ!」って、思いますよね?(笑)
このことを、吃音で悩んでいる方に理解してもらうには、ある程度の時間がかかると思いますが諦めなければ、必ず理解でき体現できます。
僕がそうであったように…。
とかく吃音者は、吃音を克服することだけに目が向いてしまいます。でも、僕の吃音改善経緯を見て感じるのは吃音だけに目が向いている限り、良い結果は得られないと言うことです。
??
ですよね?
では、どこに目を向ければよいか?
実はこれが、今回のテーマの『心の在り方』にも繋がるのです。
具体的に言うと、心の安らぎとか、幸せを感じられるようになることで結果、吃音の症状も軽減されるのです。
吃音者の誤解
安らぎ、幸せを感じられるようになった経緯については、これから、じっくりお話していくとして、まずここで、お伝えしたいのは
“吃音が治れば、幸せになれる。”
これは、錯覚だということです。
僕は、40年あまり吃音が治れば幸せになれると、ずっと思ってきました。
この吃音さえ治れば
・絶対に、幸せなはずだ
・絶対に、友達もいっぱいできるはずだ
・絶対に、もっと社会的に成功しているはずだ
・絶対に、あんな奴らに負けないはずだ
と…。
もしかしたら、事実そうなのかもしれません。
ですが、これって吃音が治ったらの話ですよね?
でも、僕の場合は、ここに捉われていたから、ずっと吃音が改善しなかったのです。
皮肉なものですがこれが事実でした。
まとめてみれば
×吃音克服⇒幸せ
○幸せ⇒吃音がそれほど気にならなくなる⇒吃音改善
ってことだったのです。
つまり
吃音だっていいじゃん、幸せなら
この感覚です。
こう思えるようになった時に、僕の長年における吃音への執着、怒りが徐々におさまってきたのです。
ここにたどり着くまでに僕は40年ほどかかりました。
だからこそ、どうしても伝えたいのです。
一日も早く吃音地獄からの脱出のヒント手ごたえを感じて欲しいのです。
中には、テクニカルな方法や、ショック療法的なもので、あっという間に吃音が消えた という人もいるでしょう。
現に僕の知り合いにも、そんな方がみえたのでそれも嘘ではないでしょう。
一言で、「吃音」「どもり」といっても、症状も原因も千差万別。だから、やっかいなところでもあり、改善具合も方法もそれぞれでしょう。
だから、これから僕がここでお伝えすることが【全て】だと言うつもりはありません。もちろん、他の矯正方法も全否定するつもりもありません。中には、これはイイってものもありました。
ここでお伝えしていくことは、あくまでも“僕には” 合った、合わなかったというだけのことです。ただ、言えることは40年あまり吃音のことを、来る日も来る日も考え悩み葛藤し続けた後に、導きだした答えであることは確かです。
“もしかしたら“あなたにも有効かもしれません。
ざっとですが、こんな人生を歩んで来た僕です。吃音での痛み、苦しみはどんな人よりも理解できると思っています。
吃音でお悩みの方へ
もしも、「俺の人生、真っ暗だ…」「吃音持ちの子供のことを思うと不憫でなりません…」などと、悩んでいるようでしたら一度、僕に連絡ください。
何らかの形でお役に立てるかと思います。
僕自身、今、心から幸せだと感じられるようになったのも、こういった小さな行動から始まったように思います。
そして、分ったことは、何よりも重要なのは、人との出会いだということです。
吃音の方は、どうして陰にこもってしまいます。
人が怖い。
できるなら、人と関わりたくない。もちろん、この気持ちはよく分ります。
僕もそうだったので…。
吃音の改善は間違いなくここにある
ですが、49年間生きてきて分ったことは『人は、人でしか変われない』ということです。
もちろん、嫌いな人と無理に付き合えということを言いたいのではありません。ですが、人を避けていると嫌いな人と同時に、好きな人まで避けてしまうことになります。
もちろん、『運命の人』にも出会えません。僕は、人との付き合いの範囲は同世代の人たちと比べたら、狭いかもしれません。
ですが、今、幸せです。僕には、好きな人が数人いればそれで幸せなんです。
もっと言ってしまえば 、自分のことを、分ってくれる人が、“たった一人だけ”でもいれば、人って変われるし、幸せにもなれると思っています。
そして、心が幸せになってくると何が起こるのか…?
実は、その気持ちが他の人にも伝わって、さらに良い出会いを運んできてくれるようになってきます。
そう、幸せの連鎖が起こってきます。
ぜひ、あなたにも、そうなって欲しいんです。この幸せな感覚を味わって欲しいのです。
吃音の俺には無理…。って思っているかもしれません。
大丈夫です!僕ができたんです。
希望を持って欲しいです。
僕も、何度も何度も絶望を味わってきました。もしかしたら、絶望経験数は軽く100回を超えているかもしれません^^;
そんな僕でもできたんです。今度はあなたの番です!
誰でも幸せになる権利はあるのですから…
ひとりで悩んでいても何も始まりません。
人は人との出会いでしか変われないのです。
最後に…
正直なところ僕は、今でも吃音を憎んでいます。仮に、僕の中にずっとのさばっていた吃音クソ野郎が僕の目の前に現われたとしたらソッコー殴りかかりに行くと思います^^;
1時間でも2時間でも殴り続けるかもしれません。
でも、そんな気持ちとは裏腹に今は、吃音に捉われないで人生を楽しめる自信もついてきましたと同時に僕はひとつ大きなやりがいを見つけることができました。それが、以前の僕と同じように吃音で悩んでいる人のサポートです。
僕には吃音は100%治せます!とは言うことはできません。ですが、吃音でも幸せにはなれます。その方法、ヒントはお教えできると思います。
どうですか?吃音でも幸せなら、それでよくないですか?^^
どんな些細なことでも結構です。まずは、気軽に連絡してきてください!
あなたの想いをお聞かせ下さい!
あなたの明るい未来のお役に立てればうれしいです。ではでは~♪
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