相手先が喪中の場合お歳暮を贈っててもいい?気をつけるポイントは?

2017年2月18日

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お歳暮の準備をしてしまった後にお歳暮を贈る相手から喪中はがきが届いたら
『喪中の相手にお歳暮って贈っても良いのかな?』と悩みませんか?

日頃お世話になっている方なので感謝の気持ちを表したいけれど、
もし、常識はずれな事をして傷つけてしまうことにも。

今回は相手が喪中の場合お歳暮を贈っても良いのか?、
熨斗(のし)など気をつけるポイントについて紹介したいと思います。

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お歳暮を贈る時相手が喪中の場合は贈っても大丈夫?

相手が喪中の場合、お年賀は贈らないことがマナーです。

でも、お歳暮は今年1年お世話になたことに対してのお礼の気持ちを込めて贈る品で、お祝い事ではありません。

一般的には相手が喪中の場合でもお歳暮を贈ること自体は問題はありませんし、失礼にあたることはありません。

しかし、相手が喪中の場合、お歳暮を贈る時には心配りをする必要があります。

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相手先が喪中の場合、お歳暮を贈る時に気をつけるポイント

お歳暮を贈る相手が喪中の場合、気をつけるポイントがいくつかあります。

故人宛てにしない

故人宛てにお歳暮が届くと先方のご家族に辛く悲しい思いをさせてしまう場合があります。

また、ひとつの考え方として、相手が亡くなった=現世での縁が切れたということがあります。故人宛てではなく、ご家族の方宛にすることがおすすめです。

派手な包装紙や紅白の熨斗(のし)や水引をつけるのは避けて、無地の短冊にした方が良い

一般的にお歳暮に使われている熨斗や水引は紅白のものを使われていますが、紅白の熨斗や水引は慶事に使われるものです。

相手が喪中の場合には、無地の奉書紙(真っ白な紙)や無地の白い短冊に『お歳暮』と書くことがおすすめです。

相手が四十九日前の場合には、お歳暮は四十九日過ぎてから送るようにする

四十九日(神道だと五十日)が忌明けとなります。それまでの期間は忌中となり、故人の冥福を祈る期間となります。

忌中でもお歳暮を贈っても構わないとの考えもありますが、忌明けまでの期間は遺族の心情を察してお歳暮を贈るのは避けたほうがいいのではないかと思います。

上記のことに気をつけてお歳暮を贈ることがおすすめです。

相手が年内に忌明けしない場合には?

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忌明け(きあけ、いみあけ)とは、故人の冥福を祈って喪に服す忌服期間を終えることで、仏式では四十九日、神道では五十日が忌明けにあたります。

相手が忌中の時には、まだ色々と対応しなければいけないことや心も落ち着いていないこともあります。

お歳暮を贈る相手がお歳暮を贈る時期に忌明けしない場合には、松の内(一般的には1月7日、地方によっては1月5日のこともあります)を避けて『寒中見舞い(または寒中御伺)』として2月の立春の頃までに贈ることがおすすめです。

その時に寒中見舞いの挨拶のハガキも出すとより気持ちが伝わると思います。

例文

寒中お見舞い申し上げます
寒さが厳しい季節、いかがおすごしでしょうか。
お陰様で私共は変わりありません。

本日心ばかりの品を送らせていただきました。
ご笑納くだされば幸いです。
本来ならば直接お伺いすべきですが、書面にて失礼いたします。
時節柄ご自愛いただきますようお祈り申し上げます。

まとめ

お歳暮を贈る時に相手が喪中の場合でも日頃の感謝の気持ちを込めた品物を贈ることができます。

でも、忌明け(仏式では四十九日、神道では五十日)前は相手方の心情を察して『寒中見舞い(または寒中御伺)』として贈ることがおすすめです。

また、相手が喪中ということで『お線香を贈ろう』などのCMが思い出すことがあるかもしれませんが、お線香はお歳暮としてはあまり一般的ではないので通常のお歳暮と同じ品物を贈ることがおすすめです。

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