DV・モラハラフラッシュバックという後遺症に悩む日々

2017年2月18日

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DV・モラハラを受けていると認めたくない

私は約6年間、前夫からDV・モラハラを受けてきました。

肉体的に暴力を振るわれることはなかったのですが、

・物に当たる
・体にぶつからないようにスレスレに物を投げられる
・生活費はほとんど出さない(出してくれて1万円)
・借金を繰り返される
・知らない内に連帯保証人にさせられる
・私名義の借金をさせられ、カードを取り上げられる
・知らない内に私名義で借金をされる
・子供を盾にとられる 等のことがありました。

それ以外にも浮気は頻繁にありましたが、実は当時は浮気なんてどうでもいいと感じるレベルの生活をしていました。

前夫を怒らせないように、怒鳴られないように彼の要求することを叶え、顔色ばかり見て暮らしていました。

前夫も優しいところはありました。
夫婦仲も表面的には良かったと思いますし、おそらく、彼も私のことを愛していたと思います。
なので周りの人達も仲のいい夫婦、親子だと思っていました。
私たちの関係を誰も気が付かなかった理由は、私が一切、親にも友達にも誰にも何も言わなかったからです。

私は、貧乏でも幸せな家庭生活を送っていると周りに嘘をつき、自分のこともだましていました。

自分がDV・モラハラを受けているとは認めたくないからです。心の底では、早い段階で気が付いていたのだと思いますが、それに気がつかないふりをしてきました。

もちろん、子供と過ごす時間など幸せなこともありましたが、毎日辛く、未来が見えませんでした。

でも、これもみな
・私が我慢すればいい
・私が頑張れば幸せな家庭で子供を幸せに育てることができる。
・私は何も分からない価値のない人間なんだから、彼のいう事を聞いていればいい

そんな風にだんだんと思うようになっていました。
今思えば、洗脳に近かったと思います。

DV・モラハラフラッシュバックという後遺症に悩む日々

そして、DV・モラハラの環境から抜け出して14年経ちました。
現在は、平凡な生活ではありますが、心穏やかに過ごせるようになりました。

とは言え、そう思えるようになったのも実は、ここ数年の話。
DV・モラハラ環境から抜け出した後のフラッシュバックが私をずっと悩ませました。

あの頃のリアルな場面が夢に出てきたり、言われたことがまるで幻聴のように、フラッシュバックしてきて、だんだんと他人が怖くなり、外出ができず、しまいにはとうとう何もできなくなりました。

この後遺症によって、私はウツと診断されました。
そして、大量の薬を飲むことで、20kg以上太ったり…
睡眠薬を飲まないと眠れなくなってしまいました。

今も完全に治ってはいませんが、だいぶ自分で自分をコントロールをすることができるようになっています。

今は薬は軽いものを1日1回1種類、睡眠薬は飲まなくても眠れるようになり、フラッシュバックはほぼ起きなくなりました。

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自分を大切にする

私の状態が良くなってきたきっかけは、この平凡でありながらも“心の平和”を感じさせてくれる、現夫との生活でした。

環境が変われば、人は変われます。
というか、人間も動物も、その環境で生きていくために順応をします。

そして、私の傷ついた心もだんだんと癒され、元気を取り戻してきました。
自分を許し、受け入れ、大切にするように心がけることで少しずつ変わってきました。

DV・モラハラから抜け出し、呪縛からも解き放たれ、ウツでも心穏やかに、毎日を過ごしていけるようになった詳しい経緯については、これからじっくりとお話していきますが、

まずお伝えしたいことは
“DV・モラハラ・ウツはあなたが悪いのではない”と思うことから始める事です。

正確には、どちらが悪いという白黒つけたところで、何も変わらということです。
いくら自分を責めてもそこには状況をよくする答えはありません。

もちろん、ここでお伝えすることは、私の経験をベースにしたことが中心ですので、主観も入るかと思います。

しかし、これだけは確信できることがあるとしれば
ネガティブな考えや行動からは、何ひとつ、いい結果をもたらさないということです。
これは、ウツな人に限らずです。

特に子育てにおいては、親の感情、思考を驚くほど受け継ぎます。
私も専門家ではないので、そのプロセスなど詳しいことは分かりませんが、私の子育ての経験や、周りの話を聞いても、それは間違いのない事実だと感じます。

このサイトでは、子育てが中心の内容になっていますが、実は、子育てとともに、親である自分自身が気付き、成長していくことが、ひいては子育てにつながるのだと思わされます。

そんな、今だから気付くことなどをこれからもお伝えできればと思っています。

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