期待しただけで、成績が伸びる?のウソ、ホント
よくネット上の教育コラムで「伸びる子と伸びない子の違い」をテーマにした記事を読むことがあります。
「伸びる子にはこんな特徴が」「伸びない子にはどういう傾向が」など書かれていますが、同じくらい「伸びる子の親はこんな接し方をしている」というようなことにも述べられてもいます。
どうやら、「伸びる伸びない」は先天的な、その子のもって生まれた素質だけとは言い切れず、小さなころからの親の接し方も大きく関係があるようです。
では、伸びる子を育てるにはどういう接し方が良いのでしょうか?
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ピグマリオン効果、教師の期待効果とは?
「ピグマリオン効果」というアメリカの教育学者、ローゼンタールが発表した心理学の現象があります。
別名「教師の期待効果」と呼ばれ、『知能テストの結果に関係なく「成績が伸びるであろう生徒」をランダムに取り上げて教師に報告したところ、1年後その生徒の成績が明らかに伸びた』という実験結果によるものです。
結局のところ、もともとの成績よりも、教師が生徒に期待をもって教育することによって、生徒の成績が伸びるということなのです。
このことからわかるのは、大切なのは、親が子供を信じて否定しない、チャンスを取り上げないことではないでしょうか。
どんな現状であろうと、絶対に「君はできない」「君はだめだ」など否定的な態度をとるのではなく「絶対に君はできるようになるよ」とわが子の可能性を信じて誠実に期待をもって接することが伸びる子を育てる第一歩といえるでしょう。
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教育という名のもとの親のエゴ
実際に自分が子育てをしていて、子供が朝食のヨーグルトのふたを開けるのを失敗して、中のヨーグルトをぶちまけてしまった時。
朝の忙しさに任せて「なんでこんなことしたの!もういいから触らないで!」なんて感情に任せて怒ってしまったりすると(些細なことですがね(苦笑))次から子供はやろうとしなくなります。
失敗する前から「お母さん、ふたあけて」と。
これは「伸びない子」を育てていますよね。
「君はできないからやらなくていい!」といっているのと同じことですもの。
子供だって悪気はないのに怒られたら、次からお母さんを怒らせないように、失敗しない道=できるようにならない道を選ぶでしょう。
「伸びる子」を育てるためには「なんで失敗したのか」「どうやったら上手に開けられるのか」を「絶対にできるようになる」とういう前提のもとに一緒に考えるべきだと思うのです。
そういう小さなことでも、親から信じられ、できるようになるまでチャンスを与えられた子供は、自分の力、可能性を信じられるようになるでしょう。
親がいないところで失敗しても、「なぜ失敗したのか」原因を自分で考え改善し自分の能力を伸ばすことができるでしょう。
やっぱり「伸びる子」になるか、「伸びない子」になるかは親の接し方も大きく影響するのです。
子供と接するのは思うようになることばかりではありませんが、まず、子供の力を無条件に信じてみませんか?
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